2014年6月15日日曜日

法律問題の9割は弁護士を使わないで済む:レターパックライトを使った「クーリングオフ」(書式付き)(一般向け)

法律問題の9割は弁護士を使わないで済む:レターパックライトを使った「クーリングオフ」(書式付き)(一般向け)


弁護士をつけないで済むやり方を書きながら、実は、弁護士に頼むべき限界を書くシリーズです。

今回は、「クーリングオフ」です。
内容は他のサイトをみていただければいいですが、要するに、無条件・無償解除、お金取戻しの方法です。

【書式】

https://docs.google.com/document/d/17jHd7zTlKQfqEslVY0Jq74IH8oi75hw9xMxOT-PblZY/pub

クーリングオフの最低限の要件

・クーリングオフの最低限の要件は、

①クーリングオフをすることの意思表示が明確であること
 ついでに、払った金を戻せ!という請求
②何について、クーリングオフしているか明確にしていること
③書面で出すこと
④その書面が相手に発送されること(ただし、到達まで考える)
です。

①は、手段としては、法律的には何でもよいです。ハガキでもいいのですが、相手がもらっていないと否定されることもあります。そのため、従来は内容証明で出すのが普通でしたが、内容証明は、形式があるので、手軽とは言い切れません。それなので、今回の方法を考えています。

②は、「特定」の方法です。実は、正確ということを考えれば、とても難しいです。特に、内容証明郵便では、書類を添付するということができません。文字だけで正しく「特定」して書く必要がありますが、商品が多かったり、副次的なものが多かったり、そもそも、何を書けば商品の特定とすればよいか迷います。内容証明では、なかなか「特定」は難しいのです。
そこで、今回の方法は、契約書を添付することで、「特定」の方法を簡単にする方法を取っています。

③は、クーリングオフの要件として、書面であることが必要ですが、この書面は一般的には内容証明が使われます。しかし、今回は、この面倒な作業を止めて違う手段で考えます。

④は、実は、法律的には、要件としては、発送すれば、いいのですが、相手に到達しないと、着いていないから分からないなどの対応をされることがあるので、一応要件としておきます。
ハガキを使う場合では、コピーしておいて、特定郵便にするか、ポストに入れる瞬間をデジカメで写しておきましょう(こんなんでいいです)。


【具体的な方法】
・今回の書式に、必要事項を書く。
 債権者名は、契約書(写し)のところを書く。
 住所は、自分で書いた契約書の住所を書けば足ります。
 氏名も同じです。
 「印」は、シャチハタではなく、朱肉を使った印鑑を使って下さい。実印ではなく認め印で結構です。

 ちなみに、書式にも書きましたが、振込料は相手方負担です。また、商品が返っていないから返金はできない、という言い訳も法律的には間違いです。

 口座は書かないとお金がもどってきませんので、なんでもいいので書きましょう。

・契約書をコピーして、今回の書式とホッチキスで止める。左2箇所でいいかとおもいます。丁寧にするのであれば、最初の通知書と契約書コピーのとじしろのところに、契印を押します(同じハンコで)。契印は、なくても構わないです。ないからといって、クーリングオフの効力がなくなるというわけではありません。

・ホッチキスを外して(契印をしないのであればホッチキスをする前に)、コピーをとっておきます(契印も含めてコピーをとるという趣旨です)。


・レターパックライトを使う。
 実は、今回の投稿は、ここが一番のポイントです。

 ハガキ:そもそも着いたかが分からない、「発送」の立証も面倒である。

 内容証明:書くのが大変である。添付書類がつけられない。

 レターパックプラス:これでもいいのですが、これは受け取りを拒否される可能性があります。

 レターパックライト:ライトは、簡単にいうと相手のポストに入れてくれます。つまり、到達までは、これで立証できるかとおもわれます(裁判例はないかとおもわれるので、推測ですが、かなり高い精度で認められる可能性があるとおもいます)。

ライトでも、番号で追跡ができますので、届いたというところまでは、webで確認が可能です。

いずれにしても法律的に必要な「発送」は完璧に立証できるかと思います。

・レターパックライトに書類を入れるときの状況を写真で撮っておく。ビデオでとってもよい。

レターパックの限界は、果たして、送付したレターパックに、言っている書類が入っているか、という点が問題になるところです。細かいことですが、ここも証拠化しておけば完璧といえます。

・期限内に出す。だが、期限が形式的に過ぎていても出すべきである。
最後に、
クーリングオフを書いている情報では、「期限内」を要件としていることが多く、それ以内で出さないと駄目と書いてあることが多いです。

法律的にはそのとおりなので、できれば期限内に出すのが適当です。ですが、期限が過ぎても、出しても構いません。むしろ、積極的に出すべきです。
たとえば、クーリングオフ期限は、最初の契約のときに、必要な「交付書面」が出していなければ、期限起算点が契約をした時とはされません。交付書面に記載不備があっても同じです。
はっきりいって、この交付書面が出されていない、または、記載不備のことはかなり多く、堂々と期限が過ぎていないということができます。私のやったものでも契約から2年ぐらいしてからクーリングオフしたものもあります。
期限でもめたら、弁護士の出番とはいえますが、とりあえず、クーリングオフしておくことは、弁護士が受任した後でも役に立ちます。問題とおもったら、期限を気にせず出しておけばよいかと思います。

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